一般社団法人日本リカバリー協会が、一般社団法人ストレスオフアライアンスより引継ぎ、一般社団法人日本疲労学会、神戸リサーチコンプレックス協議会、株式会社ベネクスと共同で、全国10万人(男女各5万人)に大規模インターネット調査「ココロの体力測定」を実施(2021年11月~12月)。
2017年から全国10~14万人(20~79歳、男女各5~7万人)に行っている健康及び生活状況に関するインターネット大規模調査「ココロの体力測定」を、2021年は11月15日から12月20日に実施し、その結果からストレスオフ指数36.3と第2位以下を大きく引き離し、コロナ禍においてもっともストレスオフだった第1位が「茨城県」になったのだそうです。
2年以上にもわたるコロナ禍は様々な調査・研究により、私たちの心身に大きな影響を及ぼしていることがわかっており、「ココロの体力測定」では2019~2021年の3年間の高ストレス者・低ストレス者割合を比較、高ストレス者割合は、2019年度14.7%、2020年度15.3%、2021年度16.1%とコロナ禍を通して増加しており、2021年度は、2019年度よりも約1割も増加しているようです。
低ストレス者割合は、2019年度10.5%、2020年度7.7%と約3割減少しましたが、2021年度は9.5%と2020年度からは約2割程度増加しています。
2017年から行っている「ココロの体力測定」では、ストレス状況に男女で違いがあることがわかっており、高ストレス男性の割合は、2019年度13.8%から2021年度16.0%と2.2ポイント増、女性は2019年度15.6%から2021年度16.3%と0.7ポイント増。低ストレス者は、男性は2019年度12.1%から2021年度10.6%と1.5ポイント減、女性は2019年度8.8%から2021年度8.3%と0.5ポイント減と、男女比較では男性の方がより、高ストレス者増・低ストレス者減傾向となりました。
2021年度の結果を年代別で見ると、男女とも20代、30代で高ストレス者の割合が20%を越えており、年代が下がるにつれて高ストレス者は増加する傾向にあり、低ストレス者の割合は60代以降で大幅に増加。
男女とも70代では20%を越え、定年後の世代がストレスから解放されていることから、仕事や職場環境、人間関係などのストレスへの影響の大きさが推測されます。
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