ストレスを受けずに生活したいところですが、残念ながら現代の生き方では大小を問わず、誰しもがストレスを受けることになります。
ストレスが溜まっていくと、体調を崩したり、思わぬ病気になったりするものなのですが、 ストレスを受け続けると心身には3つの反応の時期が訪れます 。
警告反応期 ストレスを受けると、一時的に体の抵抗力が下がり、体の活動性が低下します。
その後、心身の抵抗力が上昇し、敵襲に備えるかのような状態になり、活動的になっていきます。
抵抗期 さらにストレスが続くと、ストレスに適応するため体の高い抵抗力が維持されます。
体が活動的になり、休息を減らしても精力的に働けるようになったりし、ストレスに強くなったように感じられるようになります。
疲弊期 先の「抵抗期」の状態が続くとストレスに適応するエネルギーが枯渇し、心身がダウンし、さまざまな病気を発症してしまいます。
人はストレスが長く続くと緊張状態が持続することにより、自律神経系のバランスが乱れ始めます。
自律神経系に異変が生じると、内分泌系、免疫系の動きにも影響し、ホメオスタシスが乱されてしまい、心身の病気が起こりやすくなります 。
心身症というのは、体の病気の中で、発症や悪化に心理的・社会的な要因、ストレスなどが密接に関わるもののことで、 心と体の両面からみて診断・治療をしていく必要があります。
Comments